2000.01.03 カテゴリー : オーナーだより

【ボロックススタイル03】BOLLOX 建築日記vol.2

ログの構造躯体は、一気に現場に届き、荷取りというものをするらしい。

その荷取りの日、だった。正確には小雨だったが。

私の人生、こんなもんである。

 

さすがに気になって、技術管理の方を信頼しているものの、現場に立ち寄ってみた。お任せすると言っておいて、ちょっとヘタレで恥ずかしいが。技術管理のYさんが現場に居た。見つかった。笑顔でこっちに向かってくる。

 

よく養生してくれていて感心した。いや、感動した。完成した基礎が全然見えないのだ。(ちょっと完成した基礎を見たかったが。)綺麗にすっぽりビニールシート。風で飛ばないようにされていた。材料は、シートにくるまれていて濡れていない。ボロックスは内部の仕上げにお化粧をしない。素のままの超スッピン。特に気を使われていた。感謝する。

 

スッピンのボロックス。化粧なしの素顔なんだな。そういえば、妻がスッピンで居られるのも家の中だけ。こりゃ、家が完成したらスッピン同士で寛げるだろう。あ、しまった・・・これを読んだ妻から殴られるのは必至。BESSスタッフさん、うちの素性は絶対に明かさないで下さい!

 

現場にはクレーン車が居た。

ログ材の塊が吊り上げられる。自然と緊張する。家って工業製品と違うんだよなぁ。人が造っていくことを感じる。現場の皆さん、ご苦労様です。離れて見ていることしか出来ないヘタレ発注者です。どうぞよろしく。

 

建物は組み上がっていないのに、足場がかけてあった。「先行足場」で現場で働く人の落下の危険を軽減するのだそうな。気づかないものだが、ログを組上げていき、工事作業の高さは屋根の高さに到達する。そこから落ちたら、怪我では済まないかも。お願い、うちで事故なんて起こさないでね!皆さん、そう思うんだろうな。

 

東京スカイツリータワーの上の方で工事してる人なんて、ハンパない。私はエンジニアだが、職種の違う働くオジサンに敬意を送ります。

家に帰って、妻と現場の状態を共有。

 

「邪魔しなかった?」

 

そろそろ、お気付きだろうか。恐妻なのである。


・クレーンで下ろされる材料。ブルーシートの下は基礎。


・先行足場

延床面積:33.76坪(111.59㎡) / 用途:別荘

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