2011.11.08 カテゴリー : オーナーインタビュー
福岡県鞍手郡K様
商品シリーズ | : ジャパネスクハウス 程々の家 |
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延床面積 | : 20.17坪(66.66㎡) |
用途 | : 離れ |
竣工 | :2011年3月 |
~ジャパネスクハウス 程々の家を、書庫「庵」として愉しむ日々~
2011年の春、福岡県鞍手郡に、一つの庵が完成しました。
「川波文庫 静思庵」
庵主 K様。
BESS北九州展示場へ初のご来場になられたのは、ほぼ一年前の2010年春。新緑が美しい季節でした。
倉庫的な建物をお探しで、最終的にジャパネスクハウス 程々の家「北斗」をアレンジした、書籍の為の庵が完成しました。
ご所有の書籍は、K様が人生を通して手元に置かれてきたもの。
私達、若輩者は見知りもしない、素晴らしい書籍、興味深い書籍を沢山お持ちでいらっしゃいました。
建物全体で、どれだけの書籍を収納出来るか。設計図は、まるで図書館の図面のようでした。
完成して、書籍が棚に並んだ頃、庵を見学させていただきました。
これを、ほぼお一人でK様が運ばれたことが先ず驚きの蔵書量。
棚毎に仕分けられた、書籍。
日本思想、西洋思想、哲学、文学、、、今、書店では見られない古書が並びます。
中には、 私達にも分かりやすい初版の、のらくろ漫画全集や、少年倶楽部名作選などマニア垂涎のモノも!!
いや、素晴らしい。
その時代のものは、拝見することなど全くなかったもので、興味深く見せていただきました。とても面白いですね。
庵の看板は、奥様が書かれたもの。多才な奥様で、県知事賞をお取りになられた絵も拝見しました。敷地内のアトリエで絵を書かれていらっしゃるとか。
自宅の奥、庵でのお時間。
お好きな本に囲まれて、快適な読書三昧の生活と伺いました。
K様は、ご自分で執筆された書籍も出されておられ、その本も頂戴しました。「父母の時への晩夏」。戦中戦後史を綴られておられました。御年上の方には教えていただくことが沢山あります。
「文庫そのものは、順次地域の人々に開放し、いずれ同好の士を募りテーマを持った研究会を発足させ、研究の輪を広げていくとともに、その活動を何らかの意味で地元に還元し、郷土に貢献できたらと考えております。」
そのように、先のお話も伺いました。
北斗がこのように使っていただくことになろうとは。
人生の時間を好きに使えるようになったら、こんな充実した過ごし方が出来るようになりたいものだと、気持ちが満たされたK様の庵でした。
・ご自宅の裏は、緑豊かな場所。そこに完成したK様の「庵」。
・建物の中はコレクトされた古書が並びます。
・蔵書のお話をされるK様は、とても生き生きとなさって、、、
・ジャパネスクハウス程々の家「北斗」をアレンジされました。
・達筆な奥様がお書きになられた、庵の名前。