2013.05.27 カテゴリー : [001]展示場日記
BESS北九州展示場の風物詩。
~田植えの季節~
BESS北九州展示場は田んぼに囲まれています。
展示場の一番奥の受付棟裏側には田園風景が広がります。
毎年、五月の下旬にもなりますと、耕された田んぼに用水路から水が引かれます。
田植えの準備です。
風景は一変。
今まで土だったところに水が張られ、水面に景色が映ります。
BESS北九州展示場は、水に浮かんだ浮島のよう。
夜の水田は月光を写し、それはそれで幻想的な光景。
水を張った水田に耕運機が入り、土を反していくと・・・
写真の毎年みられる光景、風物詩。
耕運機について行く、水鳥「鷺(サギ)」。
サギは世界に65種、日本に19種が生息してるとか。
川や水田などを餌場とし、魚や両生類を捕食します。
水が入ったばかりの水田は虫が浮きますし、耕運機の後をついて歩けば、食べ放題状態。
それを知っていて、毎年、耕運機の追っかけをする鷺(サギ)が群れます。
ざっと50羽ほど。
一番多く数が居るのはアマサギ。
首のあたりが薄茶ですが、冬場は真っ白になります。
次に多いのはチュウサギ。
一、二羽は、体の大きなアオサギも混ざってます。
サギ類は小魚やオタマジャクシなどを巣に運ぶときに、飛翔中に吐き出してしまうことがあるらしいです。
これらが路上などに散乱している光景は、水田付近に居住する人々にとっては普通の光景ですが、このような光景を初めて見る人にとっては非常に不思議なことであり、しばしば騒動になって新聞などで報道されることもあるようで。
この風物詩を見ると、九州は梅雨入り。
夏がすぐそこまできています。
◆展示場の外構フェンスの外は田園です。
◆鷺(サギ)の群れが耕運機に集まってきます。
◆鷺(サギ)のお食事タイムです。食べ放題のバイキングに並ぶかのよう。
◆アオサギ。他の鷺より体がひとまわり大きいです。首が長く優美な姿。
◆BESS北九州展示場。モデルの奥が田園です。