2012.12.28 カテゴリー : オーナーだより

山口県下関市のT様。
2003年秋から居住されているカントリーログハウスでの暮らしが、この度、受賞を受けられることになりました。
その地域愛溢れる活動のお便りを頂戴しました。
受賞内容を公開します。

ライフスタイルの受賞~地域活動~

第10回 オーライ!ニッポン ライフスタイル賞

 (都市と農山村の共生・対流推進会議)

 

手嶋 眞二さん(山口県下関市)

都市から農山村へ移住。定年を機に自分の故郷に帰郷して7年。

台風で荒れた山林を購入してイングリッシュ風の庭に再生し、自宅のログハウスとともに、交流の場として無料開放。

花の町づくりや障害者との交流といったボランティア活動を楽しみながら無理なく継続している。

私有財産を公開して講演にするという気概と構想や活動のスケールの雄大さが古希を祝うに十分な内容として評価されました。

 

 

~受賞なさるまでの経緯~

還暦同窓会で帰郷した折、故郷の美しさを再認識。

2年後に念願のログハウスを建設した。

週末ごとに北九州から通い、趣味のステンドグラスづくりや花壇作り、天窓から眺める夜空の星を満喫しつつ、緑豊かな自然いっぱいの中で仕事の疲れを癒した。

平成16年、ログハウスに隣接する荒れた山林が大型台風で倒木被害に遭い、所有者の依頼で4300坪を購入。幼少時に裏山で走り回って遊んだ記憶がよみがえり、山林の公園化を決意。平成17年、第二の職場の退職を機に完全移住。当初は倒木した後の根の処理や、毎年茂る雑草と格闘する日々。

手作りのステンドグラスとレトロ調の照明を室内や窓辺に飾り、冬の時期はイルミネーションを飾ったところ、菊川の幻想的な夜空との共演が好評を得て、毎年少しづつ数を増やしていった。整備が進むに連れて、道行く人たちが庭を訪れるようになり、園児達との交流も始まる。

平成21年、約1000坪が完成した記念に、庭を無料開放するオープンガーデンの看板を掲げた。来訪者とは時間の許す限り、ログハウス内でコーヒーや写真を振る舞って会話の花を咲かせている。春の芝桜、夏の紫陽花、秋のヘメロカリスと紅葉。冬のイルミネーション磁器は、とくに訪問者が多い。

雑誌や新聞で紹介されてから、年間700名が来訪するようになり、裏山に50台の駐車場を作った。現在は約2000坪が完成。行政に頼らず全て自費で整備している。昨年末にテレビで紹介され、今年の来訪者は1000人を超える勢い。

平成19年に市民グループ「きくがわ花守隊」を結成して地域との交流を深め、会長に就任。県の道路愛護ボランティア団体として花植えや草取り等の奉仕活動を行うとともに、楽しみながら、学び、生活を充実させたいとして、ガーデン教室や陶芸教室の開催、さらには障害者や高齢者との交流などへ活動の輪を広げている。

平成20年に「きくがわ竹林ボランティア」に入会し、里山を竹の脅威から守る作業にも参加。下関市での田舎暮らしを希望する人たちのために、自らの経験談を披露する機会も増やしている。

 

 

 

 

 


・交流のある園児達。ガーデンにて。


・ログハウス前にて。来訪者さん方。


・ログハウス内にて。左端が手嶋様。


・私有地を公園として開放。現在2000坪の広さ。


・受賞式の模様。前列右端が手嶋様。

延床面積:26.16坪(86.49㎡) / 用途:自宅

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