2010.10.08 カテゴリー : [001]展示場日記 

展示場内で季節に触れる・・・
~藍の一群~

展示場の敷地内に、露草が咲いています。

 

ツユクサ科ツユクサ属の一年生植物。学名Commelina communis(コメリナ) 。開花期は6~9月と言われますが、まだ咲いてます。
万葉集には月草(ツユクサの別名)を詠ったものが9首存在し、古くから日本人に親しまれていた花の一つですね。

朝咲いた花が昼しぼむことから、儚さの象徴として詠まれたものも多く、また俳句においては、露草、月草、蛍草などの名で、秋の季語とされます。蛍草(ほたるぐさ)、藍花(あいばな)、青花(あおばな)、移草(うつしぐさ)、月草(つきくさ)、  縹草(はなだぐさ)、帽子花(ぼうしばな)。 ・・・これだけ多くの名で呼ばれた花は、そう無いと思います。

平安の歌人も、同じ花を見て、美しいと感じていたのでしょうね。





◆場内に咲く露草。鮮やかです。

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