2014.07.24 カテゴリー : [001]展示場日記 

BESS北九州展示場、ナツ、始めました!

北部九州の梅雨明け宣言を聞く数日前。蝉たちが夏を告げておりました。

長い長い地中での暮らしを終え、存在を知らしめるかのように鳴きます。

 

蝉201407 蝉の抜け殻.JPG

今、BESS北九州展示場で羽化しているのは、クマゼミ。

体長は60~70mmほど。日本産のセミの中ではヤエヤマクマゼミに次いで大きな体です。

は透明で、背中側はつやのある黒色。

羽化から数日までの個体は、背中側が金色の微毛で覆われてます。

腹部は白、褐色、黒の組み合わさった体色で、オスの腹部には大きな橙色の腹弁があります。

 

蝉201407 クマゼミ.JPG

 彼らのお気に入りは、BESS北九州展示場の1本のメインツリー、株立ちの欅(ケヤキ)。

毎年、ここに蝉の大発生。地中で6年は過ごしている彼ら。

知らず知らずのうちに同じ土地で暮らしてたんですね。

今なら、もれなくBESS北九州展示場で、クマゼミの観察ができます。

 

自然豊かな環境です。展示場内にも、屋外生物のビオトープを作りました。

メダカなどの観察も8月末まで出来ますので、ぜひご覧ください。

飼育したい方は、スタッフまで、声を掛けてくださいね。

 

 

 





◆朝陽をあびる羽化したばかりのクマゼミ。


◆クマゼミお気に入りの欅(ケヤキ)。


◆一本の枝に沢山並ぶクマゼミ、見えますか?


◆蝉の生体が苦手な方は、抜け殻の観察はいかがでしょう。


◆逆光のクマゼミ。

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