2014.02.17 カテゴリー : [001]展示場日記 [002]イベント報告
火熾し(ひおこし)体験!イベント報告!
便利な世の中です。
火を自ら熾し、火を大切にする習慣は私達の日常生活の中にはありません。
他の動物との違い「火を熾す」ということは、人類の発明であり、文明の原点。
ですが、現代では火を熾す機会がないのです。
災害の多い日本。ライフラインが止まってしまった時に火を熾すことが出来る人がそばにいるのは、心強いことです。
2月14日(金)~16日(日)、BESS北九州展示場にて「火熾し体験」を実施。
最終日には、FM FUKUOKAさんも参加。BUTCHさんが火熾しにチャレンジ!!
大人の事情で屋内実施としましたが、屋外で行うのが安全です・・・
マッチもライターも無かった時代の火の起こし方として、
石を打ち合わせて火花を熾す方法と、
木をこすり合わせて摩擦熱から火を熾す方法がありました。
今回、木の摩擦熱による点火を、4つの方法で試しています。
①きりもみ式
火熾しの一番シンプルな方法です。30~40分ほどかかると思われます。
火きり板(火きり臼)のくぼみに火きり棒(火きり杵)を差し込み、両手で持ちこすりながら下の方へ押し下げます。体力勝負!!
②まいぎり式
火熾し入門に最適。弾み車で回転力が高いので早くから煙が出ます。
早い人は2分で火が点きます。
③ゆみぎり式
弓なりになった棒に張った紐を心棒を中心に善後に動かし火をつけます。
コツをつかめば、まいぎり式より早いとも言われます。
④ひもぎり式
二人で協力して火起こしします。
一人が保持棒を持ち、独りが火きり棒に巻きつけた紐を左右に引いて棒を回転させます。
どの方法でも摩擦がすすむと、焦げ臭い匂いとともに白い煙が上がります。
黒い削りかす(炭粒)が溜まってきたら、最後の力を振り絞って回転を速くします。
黒い炭粒の中に赤い火種の粒が出来ます。
あらかじめ火きり板の下に敷いた紙などに落とし、くずと火種を一緒に麻布に慎重に移して、ゆっくり吹いたり、振ったりして火にします。
BUTCHさんのファイヤー!!
ドヤの微笑みは、まいぎり式にて!!DNAがザワザワするらしいですよ♪
同体験をされてみたい方は、来月も同じイベントを予定していますので、ぜひご参加ください。
<イベント内容はこちら>
http://kitakyushu.bess.jp/event/exhibit/20140131_90865.html
この模様は、ラジオでも放送されます。
日程は追ってブログでお知らせします。
◆BUTCHさんの熾した火!成功しました!!心にもファイヤー!!
◆こちらは、スタート時。火熾し導入向きと言われる、まいぎりでチャレンジ。下には不燃板と横には水入りバケツ。
◆火種!煙!麻布でそっと巻いて・・・振って、振って、フー!フー!フー! → 一枚目の写真。成功です。
◆BUTCHさん、ひもぎりチャレンジ中。これは軽快で楽しい!
◆一番クラシックな、きりもみチャレンジ。これは・・・全員挫折です。